Apple Vision Pro向けアプリ StudioPeople

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映画やアニメのようにダイナミックな映像作品を自分自身で撮影したい。そんなことを想像したことはありませんか?

子どものころ、ブロックで組み上げたセットのなかにキャラクターを配置し、想像の中でキャラクターに演技をさせながら撮影する。そんな想像の中から、映像クリエイティブを生み出したいと憧れたことはないでしょうか?

わたしたちNeoRealXは、Appleが開発した空間コンピュータ Apple Vision Proの中で、そんな子どもの頃に想像していたステージを目の前の空間に再現する”バーチャル撮影”アプリ「StudioPeople」を開発しました。

コンセプト

Apple Vision Proをはじめて体験すると、誰もが驚くのは現実空間と仮想空間が融合した視覚が自然に目の前に広がっていくことです。見慣れたいつもの空間にコンピュータが生み出す映像が浮かび上がり、まるでそこに存在しているかのような感覚をおぼえます。

「StudioPeople」はそんな空間コンピュータならではの表現力を駆使して、目の前に広がる撮影スタジオに自在に撮影セットを創作し、バーチャルの撮影機材を駆使して自由な視点とカメラワークの映像表現の動画を作り出すためのアプリです。

機能

誰でも簡単にスタジオセットを作り、撮影できるよう、Apple Vision Proでは全ての機能を視線入力とハンドジェスチャーだけで操作することができます。

●撮影セット編集

目の前の現実空間にあるテーブルや床に、指定サイズでステージを設定。

ここに建物やアイテム、キャラクターなどの3Dモデルを配置して、自分だけのスタジオセットを作り上げることができます。

プリセットには、動きのあるキャラクターや自動車などのモビリティ(今後追加予定)といったアニメーションを伴う3Dモデルも用意され、動きのあるセットを簡単に作り出すことができます。

配置した3Dモデルの位置や方向、それにサイズも簡単なハンドジェスチャーだけで自由に設定可能です。

●簡単・自由に設定できる仮想カメラで思いのままの映像を

設計した撮影セットは、セットの中に配置する仮想カメラで静止画、動画として撮影できます。仮想カメラの映像を、空間内の自由な位置に置いたプレビュー画面で確認しながら、カメラ位置やレンズ画角を変えながら、自分だけのこだわり映像を探すことができます。

● 仮想カメラならではのダイナミックな動画撮影

設定した仮想カメラは自由に配置できるだけではなく、カメラの向きや位置の移動などを”パス”として記録、再生することが可能です。カメラの動きを記録、組み合わせることで、撮影クレーンやドローンを駆使したようなダイナミックなカメラワークの動画撮影は行えます。

●撮影した動画・静止画をSNSで共有

撮影した静止画や動画はApple Vision Proの共有機能を用いて、友人と簡単にシェアすることが可能です。もちろん、本体内の写真・動画ライブラリにも保存されるため、写真アプリからでいつでも取り出すことが可能です。

●自分で設計した撮影セットを仮想体験できる”没入モード”(近日公開)

自分が設計した撮影セットの中に入る”没入モード”に切り替えれば、カメラが置かれた位置に一瞬で移動。本物の撮影スタジオに入ったような感覚で、カメラ位置や画角を確認することができます。

6 DOFでの移動にも対応しているため、仮想スタジオセットの中を歩いてみることも可能です。(セットの中を歩く場合は周囲の状況に注意して移動してください)

撮影スタジオをみんなの手元に

まずは「StudioPeople」を体験してみてください。

ステージ上に、街を作るための基本的な部品、アニメーション付きキャラクターなどを用意し、シンプルなカメラ配置とカメラの移動軌跡の登録機能を用意しています。

セットを設計し、カメラの位置や方向を確認しながら、移動軌跡を登録したなら撮影開始。録画ボタンをタップすれば、自分自身が設計したスタジオを自由な位置から、動きのあるアングルで撮影することができます。

しかし現在のステージはわたしたちの挑戦の始まりにしかすぎません。

より多彩なステージを設計できるよう、ライブステージやよく知られた街並みなどのプリセットを今後、追加していく予定です。もちろん、より多くのキャラクターや街を構成する3D部品を提供し、手元にある3Dデータをアップロードして利用可能にする予定です。

StudioPeopleはもっと進化していきます

わたしたちには、さらに自由な撮影、より魅力的なステージの設計を行うために機能を増やし、シンプルで多様な撮影オプションも追加していく計画があります。

そのうちのいくつかは”Comming Soon”として、アプリのアップデートを行っていく際に予告していきます。

今後のアップデートでは、より本格的なスタジオ撮影のための新たな要素の追加も行ってく予定です。

撮影時の照明環境を自在に設計したり、空間ビデオの生成機能を追加することで、創意工夫を凝らした魅力的な映像を作り出すことができるようになります。また、空間ビデオを出力し、そのままApple Vision Proの中で立体視動画を確認できるようになります。

本格的な撮影では、カメラを載せたレールやクレーン、そしてもちろんプログラム化されたドローンでの撮影も行いますよね。そんな撮影も行えるよう、カメラをどのように移動、アングルを変えていくのか軌跡を登録する”カメラパス”機能も搭載予定です。

現在、準備を進めている3Dオブジェクトやアニメーションキャラクター、実在の街をテーマにしたプリセット撮影スタジオなどを提供していく計画をお見せできることが今から楽しみです。

夢のバーチャルスタジオでの撮影空間。

わたしたちと一緒に、新たな映像クリエイティブの世界を作っていきませんか?

StudioPeople App 
Executive Producer Kiyoyasu Ando
Producer, UX Designer Masakazu Honda
Creative Director, XR Engineer Shohe Ohtani
XR Engineer Kyoya Yamaguchi
Visualization Line Producer Junpei Shimada
Visualization Artist Yuya Maeda
Sound Designer Hiroki Wakutsu
UX Designer, Project Manager Yuko Matsumaru
Project Manager Eiko Shimada
co-Producer Masayuki Otake

Video
Director Taku Kitamura
Director of Photography Shota Ueno
Gaffer Shinsuke Machida
First Assistant Camera Taro Abe

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